第2回 医療講演開催報告

6月29日(土)スターツおおたかの森ホールで、第2回おおたかの森病院医療講演を開催しました。 200名を超える参加者を前に、心臓血管外科部長 市原先生と循環器内科部長 濱嵜先生が講演を行いました。

待ったなし!の大動脈疾患について

第1講演は「待ったなし!の大動脈疾患について」と題し、心臓血管外科のエキスパートである市原先生が【大動脈瘤】と【大動脈解離】について詳しく解説しました。 著名人にも多くみられる、これらの疾患について 発症メカニズムや新しい治療法などを、実際のCT画像や患部の画像を使って説明し、 命にかかわる恐ろしい疾患であることを強調しました。 中でも、大動脈瘤が破裂してしまうと病院にたどり着く前に死亡してしまうケースが約70%にもおよび、たとえ緊急手術を受けても生存率は、 わずか7.5%であるという事実を知った参加者は、早期発見を訴える市原先生の言葉に深く頷いていました。 最後に「患者さまを“家族”と思って治療します、気軽に相談に来てください」と講話をまとめました。 会場には、市原先生の手術を受けた患者さまやご家族の方が沢山来場されていました。 講演後、ご挨拶やお礼をしたいという方々が先生のもとを訪れ、みなさん笑顔で話されている光景が印象的でした。



冠動脈疾患に対するカテーテル治療の最前線

第2講演では、循環器内科部長 濱嵜先生が「冠動脈疾患に対するカテーテル治療の最前線」と題し、狭心症・心筋梗塞について解説しました。 冠動脈疾患の原因といわれる【動脈硬化】は、実は20歳を過ぎた頃から始まり、高血圧や高脂血症などの生活習慣病と密接な関係があることやCT検査の有用性について説明しました。 そして、濱嵜先生が専門とする狭心症に対するカテーテル検査と治療について、使用される医療機器の紹介や実際に血管にカテーテルが挿入される動画を使って詳しく解説しました。 昭和大学医学部内科学客員教授でもある濱嵜先生は、世界中から5,000人以上が参加する心臓カテーテル 治療に関する世界最大規模の研究会であるCCT(Complex Catheter Therapeutics)の役員を務めており、 2019年の学会では会長として主宰しています。6月14日には、当院からカテーテル治療のライブデモンストレーションを初めて中継しました。 今後も当院の医師や看護師、技師らと共に学会や勉強会に積極的に参加し、技術の向上に努め、患者様に最善の治療を提供しますと講演を締めくくりました。



今後の医療講演について

4月の第1回医療講演に続き、今回も大勢の方にご参加いただき、ありがとうございました。 月に1度、院内で実施している【公開医療講座】は、これまで通り行いますが、スターツおおたかの森ホールでの医療講演も不定期で開催する予定です。 日時等の詳細が決まり次第、院内掲示ポスター・ホームページ・新聞折込みチラシ等でご案内いたします。ぜひ、ご参加ください。