当院は二次救急医療機関として、一般の救急外来と救急車で搬送された患者様の診療を行っています。二次救急指定とは入院・手術が必要な重症患者様を24時間365日体制で受け入れることができる医療機関を指します。当院では救急外来を用意し、病床、手術室、各種検査機器など、救急医療に必要な人員・設備を常に整えています。
高度急性期医療とは、急性期の患者様に対し、状態の早期安定化に向けて行う診療密度が特に高い医療のことを指します。当院は開院当初からこの高度急性期医療への対応に取り組み、心筋梗塞、大動脈破裂、解離性大動脈瘤、消化管出血、消化管穿孔といった緊急性の高い疾患の24時間・365日対応が可能な体制を整えています。
チーム医療とは「医療に従事する多種多様な医療スタッフが、各々の高い専門性を前提に、目的と情報を共有し、業務を分担しつつも互いに連携・補完し合い、患者の状況に的確に対応した医療を提供すること」と定義されています。当院でもこのチーム医療を積極的に取り入れ、実践しており、当院の特長の一つと位置づけています。
地域包括ケアシステムとは、厚生労働省が2025年(令和7年)を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進するものです。当院でもこのシステム実現に向けて在宅療養の後方支援となる「地域包括ケア病棟」を設けて取り組んでいます。